カレッジでは、授業内容もとても良かったのを覚えています。
1991年当時は、それほどまだ留学というのがメジャーではなかったので、先生によっては「アレ?」って思う先生もいました。(笑)とはいえ、ほとんどの先生が留学生に対してとても優しくしてくださいました。
特に良かったのは、先生の質ですね。カナダのカレッジでは、基本的にその道のプロが社会経験を積んで、その後に先生になることが多いんですね。
たとえば、私のクラスは Police Education という、警官になりたい人が取るプログラムだったので、先生のほとんどは前警察官、又は刑務所で働く人、社会復帰の援助をしていた経験を持っている人達でした。もちろん他の教科も、全てその道の経験者が授業を担当していましたね。
社会経験を積んでいる先生たちは、現場で何が必要かよく知っているので、本当の意味で成績よりも内容を重視していました。カウンセリングの仕方も、徹底して訓練されました。
入学当初は、比較的カレッジでの勉強に苦戦したのですが、先ほどの勉強の仕方を教えてくれるクラスのおかげもあり、勉強の仕方がわかってきました。
睡眠も暗記のためにはとても大切とか、勉強の仕方に関する色々な知識を得られたことで、そして、自分もそのまま実行したのがよかったのか、カレッジの成績は自分でもびっくりするほどの成績を修めることができました。
卒業のときにトップ10%の成績優秀者の中に入ることができたのは、留学生の中では異例の快挙だったみたいです。(笑)
また、カレッジの2年生で、オンタリオ州のスポーツと勉強の両方を頑張った人に贈呈される賞にも入賞しました。バレーボールのことに関しては、別のトピックでもう少し細かく話しますね。当時の先生には本当感謝しています。
今、この経験を考えてみると、以下の点が重要なのかなと考えています。
ただ、がむしゃらに勉強したというより、的を得た、そして、リラックスしながら勉強をしたことが成功の秘訣だったような気がします。
私は、カレッジ・大学で継続的に心理学を専攻したのですが、勉強をする過程にとって一番良くない要因って何かご存知ですか?
その答えは、「心配」なんです。だから、受験勉強というのは、本当はものすごーく学びの理論から考えると良くないのですよ。勉強している本人に、ものすごーい心配とプレッシャーを与えながら勉強させるのでね。