カナダの州立大学の仕組みは驚くほど良く考えられています。これは日本で取り入れてもいいシステムなのでは?と、個人的には思っています。
かれこれ5年近く日本人留学生のサポートをやらせていただいていますが、私が担当した学生さんは全て、日本の教育システムでは見つけられなかった自分の才能であるとか、価値観であるとかを、カナダという外国で再発見できたことに喜びを見出しているんですね。
そういう事実があるからこそ、なおさらあなたに日本とカナダの教育システムの違いを理解していただきたいのです。
まず、日本の高校や大学に行った後、カナダに留学してきた人たちの意見によると、カナダの州立大学、私立のビジネスカレッジでも以下のような特徴があるようです。
一言で言うと、カナダの教育システムでは、生涯教育が発達しているんです。
社会人でキャリアチェンジしたい人や、ステップアップしたいという人達にとっては、カナダの教育システムは柔軟で取り組みやすいようですね。
カナダでは、年齢・性別・国籍・階級・身体障害に関係なく、個人が勉強したい事を個人のライフスタイルに合わせて、個人のペースで学習することができます。30歳前後から学校に戻る方がいらっしゃいましたが、気持ち的にも年齢差別が教育システムにないので、気が楽とのことでした。
また、カナダで生活している人々にとって、学校に通うことは地域密着型で、日常生活の一部になっています。通信、衛星放送を使った講義システムも発達しています。
よく外国の学校に行くことを、日本の社会では「国外に逃げる」とか「現実逃避」とかいう風に呼んだりしませんか?
個人的には、日本人や世間体にどう思われても良いと思っています。私にとっては最高の決断だったし、英語力も通訳レベルに達して、様々な分野で教養を得ることができました。それに見合った実社会で役に立つ実力をつけることもできたので、結果としては大満足です。
特に私が研究している社会問題や依存症というのは、1回日本の外に出て勉強して、他の国の歴史や現状なども把握して初めて比較対照ができるようになり、現在の理解となりました。もし、私がこの10年間日本にずっといて混沌としていたら、きっと見えてない物がたくさんあったと思います。
そういう点では、私のカナダ留学は良いものとなりましたし、私がサポートさせていただいている学生さんたちのカナダ留学は、大変有意義なものであると感じています。あなたにも是非、この体験をしてみていただきたいですね。