サンシャインプロジェクトは心のサポート付きカナダ留学プログラムです。日本とカナダの社会を比べながら、国際的な視野を広げ、知識や経験を増やすことで、自分を理解し、才能を伸ばし、社会を理解しながら、自分の理想的なライフスタイルをみつけ、将来的に意味のある社会参加をしていくことを目的とします。
サンシャインプロジェクトは、カナダ州立サイモンフレーザー大学名誉教授 Dr. Bruce Alexander 博士が提唱するDislocation Theory「過度の競争社会においては、完璧を求めるあまりその実現に向かってのプレッシャーが原因となり、個人の過度の孤立、孤独を生み出し、さまざまな社会問題が起こっている」という理論を軸に活動しています。
過度に進んでしまった競争社会では人が自然体で受け入れられることが難しく、条件付きになります。 条件を満たすために過剰に頑張りますが、競争社会ですのでその条件を満たせる人々はごくわずかです。そのため、みな過剰に努力しているにも関わらず、敗者、負け組を多く産出してしまいます。勝ち組は競争し続けますので、共存、協力という概念より、勝ち負けの判断が軸となった社会体制が出来上がります。
現代社会においては、青少年、幼少期においても多くの若者が過度の不安を抱え、完璧主義が求められる社会において、理想が達成できない際の自信喪失、長期に渡る緊張状態といったことで行き詰まりを経験しています。本来大変有能な素質を持っている方々も、その能力を十分に発揮出来てないケースが多く見受けられます。
カナダは社会福祉国家です。競争より、共存を大切にしています。より一人一人の資質にあわせた教育をし、多くの成功者を生み出すことを目的とした社会環境と教育システムが実現出来ています。日本と比べ競争や差別がなく、世界の人が集まって、お互いを尊重しながら平和に生活しています。
教育システムも個々にあわせた才能教育、リーダーシップ、チームワーク、プロジェクトベースなどの実践的教育が多く取り入れられているため、大変有能な国際ビジネスマン、政治家、弁護士、エンジニア、教育者を生み出しています。資源国家として現在、経済的にも、技術的にも、投資部門においても世界的に安定した取り組みを行っています。
今の日本はカナダの社会から色々と参考になる発見があります。 人々がもっとお互いを自然体で受け入れられるようになった時、人は安心してその能力を伸ばします。そして目的は、人に受け入れられるためでなく、バランスのとれた生活や社会を大事にして、お互いに協力して社会に役立つために活動出来るようになることです。心理学者エリクソンは、psychosocial integrationといって、自分を活かして社会とつながることで人々は幸せをつかむといいます。